安全! 簡単! 溶接不要!
多くの建設現場では通行車両や重機の養生のために、鉄板が敷設されています。これまでは、この鉄板同士を溶接によって連結していましたが、大きな荷重や連続した振動が加わると、溶接部が破断してしまうことがままあります。こうして独立した鉄板は、クローラークレーンやバックホーなどの重機が走行、旋回する際にバタツキや横ズレが起こり、労働災害(作業’員の足の挟まれ、鉄板が飛来し激突する等)の危険が生じます。

鋼板溶接部の破断状況 / 端部の反り / 鉄板のガタツキ
これらを未然に防ぐためには、鉄板同士を強固に連結し、バタツキ等が起こらないようにフラットな状態にする必要があります。 そこで、特殊なピンのついたプレートをボルト締めすることにより、鉄板同士を堅結するリンクプレートを考案しました。

リンクプレートによる施工例 / 鉄板の堅結状況
リンクプレート概要
名称 | リンクプレート(建設現場用敷鉄板堅結安全金具) |
権利化状況 | 特許第3422950号 |
推薦団体 | 建設業労働災害防止協会 |
技術登録 | 国土交通省「NETIS」登録番号:KT-060068-V |

『リンクプレートの特長』
安全性が格段に向上します!
溶接は破断しますが、リンクプレートは鉄板同士を特殊なピンにより堅結しますので外れません。作業員の足の挟まれや鉄板の横ズレ等による労働災害を未然に防ぎます。

従来の鋼板の溶接による連結 → リンクプレートによる連結
付着物除去費用が発生しません!!
リースの鉄板を返却した際の付着物除去費用の精算。わずらわしいですよね!リンクプレートだと溶接跡が残らないので、鉄板返却時の付着物除去費用が発生しません。

溶接跡の例
フラットな状態を維持します!!
リンクプレートの締め付けにより鉄板同士の天板が整い、段差を解消できますので、フラットな状態を維持できます。これで鉄板のガタツキを抑え、安全性が向上するとともに騒音、振動も抑えます。また、美観も保てます。
全天候施工がOKです!
溶接作業が不要なので、雨の日でも施工が可能です。これにより工程の遅れをなくし、工期管理を確実にします。また、ボルトによる簡単な取り付けなので、後の並べ替えなども容易です。

リンクプレートによるフラットな状態例

雨の日の施工例
