掘削面側に土を残した場合の、計算上の掘削深さの考え方には確立されたものが無く、設計者の判断によるところが大きいのですが、考え方の一例を説明したいと思います。
【仮想掘削深さ検討断面図】
<CASE-1>
◆見た目の掘削深さが4.3mで、計算上の掘削深さは4.821m

<CASE-2>
◆計算上の掘削深さを4.3mにする土の残し方
→犬走り幅を2.864m以上残せば、掘削深さ4.3mで計算して良い。

※上記の考え方は、
「社団法人 地盤工学会」監修による「根切り・山留の設計・施工に関するシンポジウム」
という発表論文集からの考え方の一例を参照したものです。