技術関連

コンクリートの場合の盛替梁の検討について

毎月恒例のプチ講習、第十八回は、「コンクリートの場合の盛替梁の検討について」です。

※山留部において、OP-5.7~6.0間の30cmに、捨てコンクリート打設後3段目を撤去した状態に対して、盛替梁(コンクリート)の照査を行う。(断面図参照)


<1> 盛替梁(コンクリート)にかかる断面力の算出

 ・土留背面から盛替梁(コンクリート)にかかる軸力N
    

   ここに
    RB:盛替梁の位置での土圧反力 = 160.0kN/m
    B :盛替梁の分担幅 = 1.0m ← ※単位幅で考えます。


<2> コンクリートの圧縮応力度σcの照査

 


   ここに
    A:盛替梁の断面積 = h × B = 0.3m2
    B:盛替梁の分担幅 = 1.0m
    h:盛替梁の厚さ  = 0.3m


   普通ポルトランドセメントの3日目の許容軸圧縮応力度:σca
   


   ここに
    σck:無筋コンクリートの設計基準強度 = 24N/mm2


<3> 盛替梁(コンクリート)の座屈の検討

 ・盛替梁は上方に向かって座屈するため、自重で抵抗するものとする

   w = L × B × h × γc
     = 2.0 × 1.0 × 0.3 × = 13.8kN > N’= 3.2kN  -O.K-


   N :盛替梁に作用する軸力=160.0kN
   N’:盛替梁に作用する軸力の座屈方向の力
       N’=N/50=160.0/50=3.2kN
   γc:無筋コンクリートの自重=23kN/m3
   L :盛替梁の分担長さ=2.0m
   B :盛替梁の分担幅=1.0m
   h :盛替梁の厚さ=0.3m


【表2】 コンクリート強度の材令による変化
「コンクリート便覧(日本コンクリート工学協会編) 2.1.1:圧縮強度、d:配合と圧縮強度」より抜粋
セメント W/C 材令(コンクリートが打設されてからの期間)
1日 2日 3日 7日 14日 28日 91日
普通ポルトランドセメント 62% 33 56 79 100 109
超早強ポルトランドセメント 62% 41 61 72 86 95 100 104
(注)土岐他5名「超早強ポルトランドセメントを用いたコンクリートの基本的性状に関する研究」
セメントコンクリート:No.306、No.1972による。

これは、コンクリートの圧縮強度発現の状態を、材令28日の圧縮強度を100とする強度の比率で示したものである。

◆上記結果より、支保工解体時期は普通ポルトランドセメントを使用した場合、仮梁コンクリート打設後、4日以上の養生を取った後に行うものとする。

※尚、上記の考え方は盛替梁を検討する時の一例を示したもので、他の考え方もあるかと思いますが、参考にして頂ければと思います。

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