仮設工事の現場担当の方からよく、“必要なボルトの本数を算出したいので、ボルト1本当たりの耐力を教えて欲しい”といった問い合わせを受けるので、今回取り上げてみました。
ボルトの耐力は、
ボルトの有効断面積(mm2)×許容せん断応力度(N/mm2)
から、求められます。
【 ボルト等のねじ部の有効断面 】
| ねじの呼び | メートル並目ねじ | メートル細目ねじ |
| 有効断面積(mm2(mm2)) | 有効断面積(mm2(mm2)) | |
| M16 | 157 | 167 |
| M18 | 192 | 216 |
| M20 | 245 | 272 |
| M22 | 303 | 333 |
| M24 | 353 | 384 |
| M27 | 459 | 496 |
| M30 | 561 | 621 |
| M33 | 694 | 761 |
| M36 | 817 | 865 |
| M39 | 976 | 1030 |
| M42 | 1120 | - |
| M45 | 1310 | - |
| M48 | 1470 | - |
| M52 | 1760 | - |
例えば、ねじの呼び径がM22でメートル並目ねじ使用の場合、仮設に用いる場合のボルト1本当りの耐力は、以下のようになります。
《 普通ボルトを用いる場合 》
(a)設計が土木の場合
303(有効断面積mm2)×135(許容せん断応力度N/mm2)
=40,905(N)=40.905(kN)≒4.1(t/本)
(b)設計が建築の場合
303(有効断面積mm2)×102(許容せん断応力度N/mm2)
=30,906(N)=30.906(kN)≒3.1(t/本)
《 ハイテンションボルトを用いる場合 》
(c)設計が土木の場合
303(有効断面積mm2)×285(許容せん断応力度N/mm2)
=86,355(N)=86.355(kN)≒8.6(t/本)
(d)設計が建築の場合
303(有効断面積mm2)×220(許容せん断応力度N/mm2)
=66,660(N)=66.660(kN)≒6.7(t/本)
ちなみに、常時(本設)に用いる場合は、上記の各許容せん断応力度の値を1.5で割り戻した値を使用してボルトの耐力を算出するので、気をつけて下さいね。


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ボルト1本当たりの(せん断に対する)耐力について
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