
答えは、『水に浮くか・沈むかで判断する』 です。
夏の野菜の中でも大人気の 「トマト」。栄養価がとても高く、抗酸化作用があるリコピンや、ビタミンC・ビタミンE・食物繊維などが豊富に含まれています。生食でも加熱しても美味しく食べられるので、お料理には欠かせないですよね。
ちなみに野菜には水に浮くものと沈むものがありますが、その違いをご存じでしょうか。基本的地面の上で育つ野菜は水に浮き、地面の中で育つ野菜は沈みます。かぼちゃは野菜の中でも重たいですが、地上で育つ野菜だから水に浮きますし、地中で育つ蓮根は、穴が開いているのに沈みます。もし地中で育つ野菜が水に浮いてしまったら、雨が続いて土がドロドロになった時に地表まで浮いて枯れてしまうからです。野菜は生き残る為に長い進化の中で、地上で育つものは水に浮き、地中で育つものは水に沈むようになっていったと考えられています。
しかし例外の一つとして、地上で育つトマトは本来水に浮くはずですが、実は沈むものと浮くものがあります。その違いは「糖度」。完熟したトマトは根からの吸水が制限されて果実内の水分が減少し、糖が濃縮されると考えられています。その為、完熟したトマトは果実の水分が少ない為、密度が高くなって水に沈むのです。ということは、水に沈むトマトは「糖度が高いもの」=「美味しい」という事になりますよね。
また、美味しいトマトを見分ける方法が他にもあります。ヘタが濃い緑色をしていてしおれていないもの、実の部分にツヤとハリがあるものは新鮮な証ですし、中身に隙間がなく実がつまっているものはずっしりと重くて、赤みが強いほどリコピンが豊富で完熟に近いトマトになります。
また、おしりの部分から放射状に白く線が伸びて、星のように見えるものがあります。この線が均等で濃く大きいものは、特に甘みのある成熟したトマトの印で、「スターマーク」と呼ばれています。選ぶ際には、是非チェックしてみて下さい♪