急峻な地形で土砂崩れの崩壊土砂から民家を守ります。
急傾斜地崩壊の衝撃力を通常の擁壁で受け止めた場合、大きな衝撃力の影響により不安定になりがちですが、QKウォールは、高い衝撃吸収性能で土砂の衝撃を受け止め安定性を保ちます。また、ジオグリッドで盛土材を巻き込み拘束することで、通常よりも短い敷設長で補強土を安定させることができ、急傾斜地独特の急峻で狭い地形でも構築が可能となります。土構造物であるため簡単に景観配慮ができるとともに、太陽光輻射熱の緩和にも役立つことができます。
施工例
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斜面整備構想モデルケースに採用された新しい防護擁壁 福井県 H12年度急傾斜地崩壊対策工事 国土交通省河川局砂防部急傾斜保全課では平成7年度より、「斜面整備構想」を重点施策としていました。これを受け福井県においても平成13年度より、「わが町の斜面整備構想」による斜面環境の保全・創造・斜面空間の利活用が検討されていました。この斜面整備構想の一環として、高浜町における急傾斜対策危険箇所32箇所のうち、モデル地区である当南団地においてジオロックウォールを用いた補強土防護擁壁工、すなわちQKウォール工法が施工されました。 採用に至った理由として「安定性が高い」、「景観に配慮できる」、「軽量であり基礎地盤に大きな負荷を与えない」などがあります。 |
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民家に隣接。コンクリート擁壁による圧迫感と照り返しを防護 福井県 赤井谷第2地区 急傾斜地崩壊対策工事 拘束土根固め盛土を下部盛土として施工。その上に上部盛土としてQKウォールを施工した事例です。補強土工法と急傾斜地対策工法の双方に通じた前田工繊だからこそ実現することができた急傾斜地対策といえます。緑化することで、夏期の太陽光輻射熱への配慮も行いました。 |
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住宅の中でも圧迫感を出さず周囲に馴染む 福井県 総合流域防災事業 赤井谷第2地区 |