以前の講習で、
『自立式土留(親杭・鋼矢板等)で、剛性の大きな材料ほど根入れ長が長くなるのはなぜか?』
について、鋼矢板を例に取って説明致しました。
ただ、未だにお客様の中では、上述の内容と逆のイメージで認識されてる方が多い状況です。
また、弊社の営業からも再説明の要望があったので、改めて親杭の場合を例に説明したいと思います。
前回と重複しますが、
自立式の根入れ長は『Changの方法』と呼ばれているものによって算出されます。
以下その手法と例題をふまえて説明したいと思います。
◆自立式土留の根入れ長“Lo”は、【式A】にて算出します。
※一般に、土木の場合:2.5、建築の場合:2.0として計算しています
◆式中のβ値は、杭の特性値と呼ばれているもので、【式B】で求めます。
ここに、
kH:水平方向地盤反力係数で、通常1/βの範囲の平均値(kN/m3)
B :土留め壁の幅で、親杭は杭幅(フランジの幅)、鋼矢板の場合は単位幅(m)
E :土留め壁のヤング係数(kN/m2)
Ⅰ:土留め壁の断面二次モーメント(m4)
<例 題>
・設計条件
掘削深さ = 3.0m
土質:砂(N=30 r=18kN/m3 φ=36)
親杭間隔 = 1.0m
・検証
上表から、
H形鋼のサイズ(剛性)が大きくなると特性値 β が小さくなる傾向にあるので、
根入れ長“Lo”は、【式A】から長くなります。


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自立式土留の根入れ長について~親杭の場合~
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